作ってあげたいのは山々なんだけど、そもそも修平って人が分からない。




その人と話せなきゃ、遊べる機会を作れるも何もそれ以前の問題になっちゃう。




あたしはその後すぐに不良グループがたまってる、あの渡り廊下に向かった。




すると、やっぱり渡り廊下にはがらの悪い男子たちがたまってて、


あたしを見るなり『樹はいねぇよー?』と、あたしをからかった。




「奈緒ちゃん?どうしたの?」




だけど拓海くんだけは違って、あたしの用件を聞いてくれようとした。




梨花子が修平って人を好きなのがバレたらまずいから、


あたしは拓海くんと少し離れた廊下まで言ってから全てを伝えた。




梨花子には拓海くんには話してもいいと許可をもらってるから、梨花子が好きなことも含めて説明して頼んだ。




すると、案外拓海くんはあっさりオーケーしてくれた。




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