<4>
今日は父親と母親は遊びに行っていて、家の中はしんとしていた。
二人ともばらばらだったけれど。
もう家族なんて存在していなかったけれど。
いつの間にか、あたしは一人で何かをすることができるようになっていたから。
もう何度も繰り返されたことだったから。
望みなんて、何も無かった。
そんな中、海さんという男性に出会って惹かれて、あたしはやっと、自分の居場所を見つけたと。
思っていたけれど、一方的でしかなかったんだね。。。
海さんとメールするのが日課になっていた、数週間。
両親が不在の日があった。
だからあたしは思い切って、メールをしてみた。
「今日は会えますか?」と。
夕方に近い時間だったから、海さんからの連絡はすぐには無かった。
まぁ、期待してはいなかったといえば、嘘になるが。
誰もいない家であたしは、ただひたすら待つだけだった。
今日はちょうど、バイトも無い日だったので、楽しみにしていたのだった。
ドキドキワクワク。
気分は高揚していた。
何故だろう?
やっぱり好きという気持ちが大きくなっている気がする。
否(いな)、それはもう愛に変わっていたのかもしれなかった。
初めての恋心。
これが初恋なのかもしれない・・・。
だってあたしは今までこんな気持ちになったことはなかったのだから。
携帯を左手で持ち、ベッドに横たわる。
まだ午後四時を少し過ぎた頃。海さんの仕事が終わるのは、午後七時ぐらいだ。
それまですることのなかったあたしは、携帯を握ったまま、横になっていたため。
知らず知らずのうちにまどろんでいたのだった。
今日は父親と母親は遊びに行っていて、家の中はしんとしていた。
二人ともばらばらだったけれど。
もう家族なんて存在していなかったけれど。
いつの間にか、あたしは一人で何かをすることができるようになっていたから。
もう何度も繰り返されたことだったから。
望みなんて、何も無かった。
そんな中、海さんという男性に出会って惹かれて、あたしはやっと、自分の居場所を見つけたと。
思っていたけれど、一方的でしかなかったんだね。。。
海さんとメールするのが日課になっていた、数週間。
両親が不在の日があった。
だからあたしは思い切って、メールをしてみた。
「今日は会えますか?」と。
夕方に近い時間だったから、海さんからの連絡はすぐには無かった。
まぁ、期待してはいなかったといえば、嘘になるが。
誰もいない家であたしは、ただひたすら待つだけだった。
今日はちょうど、バイトも無い日だったので、楽しみにしていたのだった。
ドキドキワクワク。
気分は高揚していた。
何故だろう?
やっぱり好きという気持ちが大きくなっている気がする。
否(いな)、それはもう愛に変わっていたのかもしれなかった。
初めての恋心。
これが初恋なのかもしれない・・・。
だってあたしは今までこんな気持ちになったことはなかったのだから。
携帯を左手で持ち、ベッドに横たわる。
まだ午後四時を少し過ぎた頃。海さんの仕事が終わるのは、午後七時ぐらいだ。
それまですることのなかったあたしは、携帯を握ったまま、横になっていたため。
知らず知らずのうちにまどろんでいたのだった。