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と、ハンバーグを口に運ぼうとしていた、海さんとばっちり目が合ってしまった。
ぼっと音でも出るかのように赤面してしまったあたしは、スパゲッティーを食べる手を止めてしまった。
「ん?何かあった?俺の顔に何かついているかな?」
苦笑いという感じで、海さんが口元をティッシュで拭く。
「えっ、へっ!?あっ、いえいえ。や、なんか会話が無いとダメかなって思っちゃって」
あたしなりに何を話そうかと考えていたんだけど、上がり気味の脳内では、思考が停止してしまったらしい。
そんなあたしを見てくすくす笑う、黒服の海さん。
「そんなの気にしなくても大丈夫だよ。俺は会話は無くても平気だしね。もしかして・・・俺のことが気になった、とか?」
「え、ええええ!?な、なんでそんなになるですかー!??」
あたしは緊張しすぎて、変な文章の言葉を発してしまった。
「あははは。冗談だよー。ごめんね、悪のりしすぎちゃった」
ぺろっと舌を少しだけ出してウインクする、海さん。
なんだか、バイト先と外では全然違うんだなーと思いながら、あたしは言葉に詰まってしまっていた。
「ま、今日は俺の奢りだから、気にしないで。楽にして食べてよ。せっかくの食事なんだからさ」
そう言って、海さんは再び食事に集中した。
あたしも赤らめた頬をしたまま、食事を続けることにしたのだった。
嗚呼、ドキドキが止まらないよ。
いい、のかな?あたしは・・・この人を好きになっても。。。
迷惑じゃないのかな?
付き合ったこともあったけど、いずれも長続きはしない子供の恋愛でしかなかったのだ。
だからかな、愛情ってものを、知らずに育っていたのだった。
両親には見放されていたから。
海さん、貴方は、あの時、何を考えていたのですか?
と、ハンバーグを口に運ぼうとしていた、海さんとばっちり目が合ってしまった。
ぼっと音でも出るかのように赤面してしまったあたしは、スパゲッティーを食べる手を止めてしまった。
「ん?何かあった?俺の顔に何かついているかな?」
苦笑いという感じで、海さんが口元をティッシュで拭く。
「えっ、へっ!?あっ、いえいえ。や、なんか会話が無いとダメかなって思っちゃって」
あたしなりに何を話そうかと考えていたんだけど、上がり気味の脳内では、思考が停止してしまったらしい。
そんなあたしを見てくすくす笑う、黒服の海さん。
「そんなの気にしなくても大丈夫だよ。俺は会話は無くても平気だしね。もしかして・・・俺のことが気になった、とか?」
「え、ええええ!?な、なんでそんなになるですかー!??」
あたしは緊張しすぎて、変な文章の言葉を発してしまった。
「あははは。冗談だよー。ごめんね、悪のりしすぎちゃった」
ぺろっと舌を少しだけ出してウインクする、海さん。
なんだか、バイト先と外では全然違うんだなーと思いながら、あたしは言葉に詰まってしまっていた。
「ま、今日は俺の奢りだから、気にしないで。楽にして食べてよ。せっかくの食事なんだからさ」
そう言って、海さんは再び食事に集中した。
あたしも赤らめた頬をしたまま、食事を続けることにしたのだった。
嗚呼、ドキドキが止まらないよ。
いい、のかな?あたしは・・・この人を好きになっても。。。
迷惑じゃないのかな?
付き合ったこともあったけど、いずれも長続きはしない子供の恋愛でしかなかったのだ。
だからかな、愛情ってものを、知らずに育っていたのだった。
両親には見放されていたから。
海さん、貴方は、あの時、何を考えていたのですか?