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盲目的な両親は全然気付く様子も無く、あたしは三日間ほど家に篭った。
ただひたすらに両腕を犠牲にしていた。
真っ赤に染まる腕を両親に見立てて。
自分が悪いのだという思いとが一緒になって。
カッターが必需品になった。
でも、決して自分から傷を消毒することも無く。
為(な)すがままであった。
だからあたしは居場所を求めていた。
そんな中でも、バイトは一応こなしていたが。
気付いて欲しかったのに、店長に腕を見せてしまったから。
あたしは自分に気を向けてもらいたかっただけなのに。
心底、怖いとか、汚いとか、気味が悪いような、そんな感じで。
「うわっ、お前どーしたんよー!??止めろよー(汗)」。
って言われたけど、まだバイトはしていた。ま、結局は辞めることになるのだけれど。
店長は40才代の人なので、既に妻も子供も居た。
若々しい喋り方をするのは、バイト生たちと話をよくするからだろう。
あたしにはよく分からない内容だらけだったけれども。
ギャンブル系の話ばかりしていた、から。
盲目的な両親は全然気付く様子も無く、あたしは三日間ほど家に篭った。
ただひたすらに両腕を犠牲にしていた。
真っ赤に染まる腕を両親に見立てて。
自分が悪いのだという思いとが一緒になって。
カッターが必需品になった。
でも、決して自分から傷を消毒することも無く。
為(な)すがままであった。
だからあたしは居場所を求めていた。
そんな中でも、バイトは一応こなしていたが。
気付いて欲しかったのに、店長に腕を見せてしまったから。
あたしは自分に気を向けてもらいたかっただけなのに。
心底、怖いとか、汚いとか、気味が悪いような、そんな感じで。
「うわっ、お前どーしたんよー!??止めろよー(汗)」。
って言われたけど、まだバイトはしていた。ま、結局は辞めることになるのだけれど。
店長は40才代の人なので、既に妻も子供も居た。
若々しい喋り方をするのは、バイト生たちと話をよくするからだろう。
あたしにはよく分からない内容だらけだったけれども。
ギャンブル系の話ばかりしていた、から。