「直ちゃん…俺の事嫌いなら……生徒としてしか見れないなら……もう、ここには来るな。
飯だって…作ってくれなくていい。
もうこれ以上…期待させないでくれよ…。」


ホントにそうだね。
別に彼女じゃないのに、ご飯なんか作って…。


告白されたら、拒むなんて……。


最低だ……私。


「高校生だって、ちゃんと男なんだぜ?此処で、このまま直ちゃんを押し倒して、抱く事だって出来るんだぜ?
でも…それが直ちゃんにとって迷惑なら…彼女みたいな事すんな!」


私は先生で、あなたは生徒。


普通なら、許されない行為だ。


「ごめん…なさい。」


「もう、帰って?
でないと、ホントに侵すよ?」


強がった顔をして、私を見るけど、その瞳の奥は、何処か寂しそうで…。


私は…そんなあなたに惹かれていたのかな?


ごめんね?
大山君。


力無く座る大山君に軽く頭を下げて、部屋を出た。