玉葱の皮を剥いている時だった……。


後ろから、大山君の力強い腕に抱きしめられた。


体を捻ってもびくともしなかった。


「ちょっ…大山君?何するの?止めなさい。」


首だけ動かしたその瞬間。


首元に、生暖かい物が当たった。