「お前、何で俺のケー番知ってんだよ?」


『教えて貰っちゃった。陸君に。』


「陸!?」


あんにゃろぅ!


後で、ぶっ殺す!


向かいにいる直を見ると、大学の資料を真剣に見ていた。


「用件何?俺、忙しいんだけど?」


『今度の休み逢えない?』


「逢えません。彼女とデートです。」


それだけ言って切ろうとしたら


『担任と付き合ってるんだって?』