「あんた、どーして!」

「教師だから。つか、気づかなかったのかよ」


気づくはずないっしょ。
昨日は、ボサボサのダサダサのメガネだったんだから。


慌てて出ていこうとした。
すると、腕をつかまれて………キキキ…ス…された!?


「ギャァァァ!」


「うっさ!」


滝口を突き飛ばして、急いで資料室から出てった。

変態だ、やっぱ。変態だ。


「こら、田宮。走るなって」


「せ、先生!」


体育教師の浅倉桂馬先生。

あたしの…あたしの…好きな人。


いや、やっぱあたしでも恋するよ?

いや、初恋ですけど。

まだ告ってないけど。