「……いや、それがさ。アレ、削除しようとしても[削除できません]って出るんだよ。…まさかとは思うけど…あれ、ほんとに呪われてるかもしんない…」




幼なじみが亡くなった悲しみか、三峰は肩を落しながらそう言った。




一度ダウンロードしてしまうと、もう削除は不可能。



俺は最近パソコンに指一本触れていないから大丈夫だろう。と安心してみたりもする。



「…あいつから、誰かに、回ったのかな、クレイジーハンター」



「まだだと思うな。あいつは俺の携帯もパソコンもアドレス知ってるし、送られてくるとしたら俺にも来ると思う」




「…本当に呪われてるんだったら重複はしないんじゃない?」