この子が言ってる事を、頭の中でもう一度繰り返してみた。

『ちょっと、おかしな事になっちゃってさ~』

「あ、あの。ちょっと待って。頭の中がゴチャゴチャで。つまり・・・手違いで死んだ・・・って事?」

『半分そう』

「半分?」

半分って。死ぬのに半分も何もあるんだろうか。

あ、植物状態とか。

意識不明で、もうすぐ?とか?

私が・・・死んだら。

子供達の笑顔が頭の中いっぱいに広がった。

私の大切な宝物。

私の命そのもの。

保育園で、私の帰りを待っているはずの・・・。

『あんたの体は助けらんなくてさ。魂は助けられたって感じ?』

体は・・・って。じゃ、駄目じゃん。

魂だけ残ったって。体が無いなら・・・意味ないし。

あまりの事に頭はキャパオーバー。