「あっちー!」
タケシが叫ぶ。
確かに暑いので、僕は黙ってうなずいた。
カンカン照りの今日、アスファルトから熱がじわじわと僕らを上からも下からも焦がしていく。
塾が午後からだからと、久々に遊ぶことしたんだけど、なんだか失敗のようだ。
こんな暑いおもいするくらいだったら、クーラーの効いてる部屋で単語覚えていたほうがまだましだった。
溜め息がひとつこぼれる。それさえも暑くて、僕は情けなくなってきた。
「なあ、シュウ。アイス食いたくねえ?」
シュウとは僕の呼び名だ。名前は修司。なのにみんなはシュウと呼ぶ。『ジ』の一言くらい付け足してくれたっていいのに、と思う。
タケシが叫ぶ。
確かに暑いので、僕は黙ってうなずいた。
カンカン照りの今日、アスファルトから熱がじわじわと僕らを上からも下からも焦がしていく。
塾が午後からだからと、久々に遊ぶことしたんだけど、なんだか失敗のようだ。
こんな暑いおもいするくらいだったら、クーラーの効いてる部屋で単語覚えていたほうがまだましだった。
溜め息がひとつこぼれる。それさえも暑くて、僕は情けなくなってきた。
「なあ、シュウ。アイス食いたくねえ?」
シュウとは僕の呼び名だ。名前は修司。なのにみんなはシュウと呼ぶ。『ジ』の一言くらい付け足してくれたっていいのに、と思う。