悔しいけど、
やっぱりリングは
俺と一緒に来てくれなかった




でも、
しっかり残ってる…



抱き締めたときの
咲乃の温度…




唇にも…
咲乃の感触は
残ってる



もう二度と会えないんだ



そう分かってても
咲乃に会いたくて仕方なくなる






咲乃が俺の最初で最後の
愛した女だ―――