その次の日からだ。


香苗から連絡が来なくなったのは。


こんな事は、つきあってから初めてだった。


てか、火曜日も来ないし。


どうしたら、いいんだ?


俺からは、連絡しなかった。


しなかったと言うより、できなかった。


「なぁ。紘、最近どうしたんだよ。」


日に日に、落ち込んでいく俺。



心配した秋が聞いてきた。


「香苗から、連絡がないんだ。」


「えっ?紘から、連絡したのか?」


「してない。一度も自分からしたことない。」


秋は、呆れていた。


わかってる。


けど、仕方なくないか?


「紘、進藤さんが連絡しなくなった理由わかったかも....」


「えっ?」


俺には、わからなくて秋にはなんでわかるんだ?


下向いていた顔を秋に向けた。


「進藤さん、いつも不安がってたよ。だから、愛想がつきたというより、紘が好きでいてくれてるかわからなくなったんじゃないか?」


知らなかった。


俺って、脳天気だったんだな。


一緒に入れるだけでいいとか.....


香苗には、不安でしかなくて。


それは、俺が気持ちを伝えないからで。


結局、自分のせい。


わかってる。