-ガチャ


俺がアパートに帰ると香苗が夕飯の用意をしていた。


「おかえり。」


「あぁ。」


香苗にあたりたくないのに冷たくなってしまった。


「ご飯にする?」


香苗、ビビってないか?


気のせいなら、いいけど。

「あぁ。」


香苗は、さっさと支度を済ませ料理を並べた。


俺と香苗は、もくもくと料理を食べた。


会話らしい会話なんてない。


だって、香苗と同じ空間にいるだけでドキッとしてるから。


香苗は、どう思ってるか知らないけど。


てか、俺は香苗が来た日は規則正しくなってしまう。


なんか一緒にいるとなにしていいかわからなくなるってのがあるけど。