「じゃあ今度の
花火大会、俺と
回ってほしい」

「は??」

京平の
意外な言葉。

花火大会って……
由宇と
約束してるのに…。


「…無理。
京平からの誘いも
嬉しいは嬉しいケド
ァタシ、彼氏と回る
約束してるの。
彼氏断って京平に
代えるなんて
絶対出来ないから」


どうしても
貫かなきゃ。
戸惑うのなんて
絶対…嫌。


「そっか…」


「ゴメン」

そう言ってァタシは
家へと小走りで
向かった。