その時
ガラッ
教室のドアが不意に開き
一人の男子が入ってきた
みたことのない顔である
由美は突然だったので
まだ頬を伝っている途中だった涙を
慌てて拭った
その男子はキョロキョロと
周りを見回して
由美の方を見ると
「ここってd3−1?」
と聞いてきた
由美は一瞬その言葉を飲み込むのに
時間がかかったが
すぐに頭を回転させ
「違うよ、ここはd3−2だよ
一組は一つ横」
と言って、まだ少し震える息を整えた
その男子は
「そっか!ありがと」
と言い残しスタスタと出て行ってしまった
由美は
「きっと隣のクラスの子に用があるんだな」
と勝手に解釈をして
鞄をまとめ帰る準備をした
その時
ガラッ
また教室のドアが不意に開き
由美は本日二度目の驚きを
経験することになった
しかも
そこに立っていたのは
さっきの男子であった
ガラッ
教室のドアが不意に開き
一人の男子が入ってきた
みたことのない顔である
由美は突然だったので
まだ頬を伝っている途中だった涙を
慌てて拭った
その男子はキョロキョロと
周りを見回して
由美の方を見ると
「ここってd3−1?」
と聞いてきた
由美は一瞬その言葉を飲み込むのに
時間がかかったが
すぐに頭を回転させ
「違うよ、ここはd3−2だよ
一組は一つ横」
と言って、まだ少し震える息を整えた
その男子は
「そっか!ありがと」
と言い残しスタスタと出て行ってしまった
由美は
「きっと隣のクラスの子に用があるんだな」
と勝手に解釈をして
鞄をまとめ帰る準備をした
その時
ガラッ
また教室のドアが不意に開き
由美は本日二度目の驚きを
経験することになった
しかも
そこに立っていたのは
さっきの男子であった