らきと顔を見合わせて振り向くと、秋元さんが偉そうに手をポケットに入れて立っていた。 「社長~ごめんね? 心はあたしがもらいますぅ~!」 らきがふざけてあたしの頬にキスをした。 すると、秋元さんは何故かムッとしてあたしを引っ張った。 その様子にらきは大爆笑して、あたしはなんだか恥ずかしかった。 『秋元さん! 何ちょっとムッとしたの? らきだよ?』 「知ってるっつーの。 せっかくの結婚式なんだから俺の近くだけにいろ。」