「え?」


「もちろん親父さんとの約束だから、君をちゃんとフォローはする。
だが、合体出来たら君も楽になれるだろう?」


…婚約って事か…


「……佐久間さん。
親父の話しも聞けて、合体の話しも凄く嬉しいです。
感謝しています。
…でも、娘さんとは会えません。
俺には好きな女がいるので。
申し訳ありません…」


はっきりとそう言うと、佐久間さんは少し驚いた顔をして楽しそうに笑いだした。


「そうか!
はははは!
あぁ、いいよいいよ!
いい事じゃないか!
はっきり言うなんて君はいい男だな。
君の結婚話しを楽しみにしているよ。

…ところで、君の後ろにいるその女性はどなたかな?」