「もう別れようなんて言わないから。ずっと一緒にいような?」


「うん……」


あたしもずっと一緒にいたいよ。


これから先も、銀だけを見てる。


銀だけを好きでい続ける。


見た目は正反対なあたし達だけど、気持ちは同じだ。



「銀……好きだよ?」


もう一度そう言うと、銀は再びあたしの体をギュッと抱きしめた。


銀の甘い香水の匂いが鼻をくすぐって体中が痺れるように熱くなる。


あたし達はしばらくの間、誰もいない暗い公園の中で互いの気持ちを確かめあうように抱き締めあった。