お昼休み屋上でお弁当を食べたり、一緒に帰ったり。


銀の隣にいることだけがあたしの幸せだった。


外見は派手で遊んでいそうな風貌なのに、いつだって優しく笑顔で溢れていた銀。


そんな銀とずっと一緒にいられる。


そう信じて疑わなかった。


でも、今は電話を掛けることさえできない。


手を伸ばせば届く距離にいるはずの銀が、今はすごく遠くに感じるよ。