レイラちゃんという強力なライバルが現れて、自信がなくなったこともあった。


でもレイラちゃんのお陰であたしは自分の銀への想いを再確認したの。



体育祭の日、銀に好きだと言われたこと。


今まで人を本気で好きになったこともなく、付き合ったこともなかったあたしにとってあの日は忘れられない日になった。


大好きな人と同じ気持ちになれた。


それが嬉しくて、言葉にならないほどの喜びだった。


こんな気持ち、銀を好きになって初めて知ったよ。


銀が幼い頃から想いを寄せていた女の子のことは心の中で引っかかっていたけれど、それ以上に喜びの方が大きかった。


嬉しくてたまらなくて。


これ以上の幸せはないと思うくらい、あたしは銀と付き合えて本当に幸せだったの。