「どうしよう……」


今日はテスト前日で全ての部活は活動中止で。


倉庫に部活用品を取りにくる生徒もいない。 


しかもこの倉庫は体育館の裏にある。 


人気のない倉庫に閉じ込められ、あたしはうなだれた。


「そんな落ち込むなよ。すぐ出れるって」


すると、一条先輩があたしに近付きポンポンっと肩を叩いた。