「そっか……あ、でもこの雑誌は本棚に入れなくていいの?」


「どれ?」


ベッドの下からわずかに顔を出していた雑誌を人差し指と親指で引っ張り出す。 


「待て!それは……!!」


あたしが雑誌を手に取った瞬間、銀は慌ててベッドから飛び降りた。