「……こっちにこないで!!」


それはあまりにも突然の出来事だった。 


あたしは無意識のうちに声を張り上げレイラちゃんの肩を力いっぱい押していた。


「……いたぁい……。先輩……酷いですよぉ」


急に肩を押されたレイラちゃんは床に激しく尻餅をついた。