もう…やめて!!



「私は寂しくないよ?
だって、ママとパパはこうして駆けつけて来てくれたでしょ?」



私は笑いながら言った。



「直…、笑えてないよ…」


「何言ってるの?千秋ったら、ほんとにっ…」


その時、私は頬に流れる涙に気づいた。


「直…?もう無理しないで?
全部言ってしまえばいいの。私たちがいる」


朋美、あなたの言葉で私は親の前で涙を流せました。



「うっうっ…っく」



「直のお母さん、お父さん、直は全部知っていますよ?」


「えっ…!?直が、何を知っているの?」


「私っ、ほんとは知ってた…。ママとパパが離婚するって……」