「じゃあ卒業式だっ!!体育館に行くぞ!!」
私たちは体育館に向かった。
「ちょっと直!?空君と遅刻なんて、もしかして…」
「ちょっ、変な妄想しないでね!?
空君が、朝迎えに来てくれてたの!!」
もうっ、千秋はいつも変な方向に持っていこうとするんだから!!
「そうなの?私もてっきり朝帰り「あぁーっ!!」
朋美が言う言葉を遮った。
ほんとに怖いよぉ…
何言い出すかわからないから、余計に!!
「でもこうやって言い合いするのも、今日で最後なんだって思うと、悲しいね…」
なーんて亜美が言うから、私は怒ることもできなかった。