私は家を出た。



「直っ!!」


「そ、空君!?な、なんでここにいるの!?」


空君は私の家の前に座っていた。


「お互い、ここまで支えあってきたんだから、入試前に応援を…と思って!!
って不安なのは俺なんだけどな!!」


どこか不安を持ち、寒そうに言った。


空君も今日が本命の入試なのに…
わさわざ私の家まで…


泣けてきちゃうよ…


「ありがとう、空君。
私ね、ここまで頑張れたのはホントに空君のおかげだと思ってる。
ありがとう!!
今まで空君は頑張って来たじゃない!!
大丈夫。自分を信じて自信を持って?」


私なりに、空君を励ました。