「でもなんで教えてくれなかったの?
私たちって、そんなに浅い友達だったの!?」
千秋が2人に言った。
私も思った…
「ちがうよっ!!
ちがうの…私たちは怖かった。」
「怖かった?何があったんだ?」
健太が亜美に頭を撫でながら、聞いた。
「私たちは、小学校は○○学園にいたの。
そこは、エスカレート式だから、中学生や高校生もいた。」
みんなは、亜美の言葉を真剣に聞いた。
「でも、私たちの両親が会社を持っていると学園内で知れ渡ったの。
その次の日から、みんなの態度は変わった。」
2人の顔が、急に暗くなった。
「それまで私たちは、嫌われていたの。」
「えっ!?どうして!?」
私は2人が嫌われていたなんて、信じられなかった。
みんな、びっくりしている。