空君…ありがとう…


でも阿衣ちゃんの顔を見たら、同情してしまった。


いやいやいや!!
空君は私の彼女。
体育祭の日だって、宣誓布告してきて勝ったんだもん!!


私が同情する必要なんかっ…ないよね?


阿衣ちゃんは泣きそうな顔をした。


そうだよね…
放課後に、毎日空君のところに来ては、断られてるんだよね…


私だったら、できない…


相当空君が好きなんだな、って思う。


でも、その気持ちは誰にも負けない自信あるけど…