空君の返事を待った。



「ありがとう。
俺、直のことめっちゃ好き…かも…」


空君、今何て?


「うっ、空君っもう1回…」


「いやだ!!言わない。」


「えぇー!!私泣いちゃったよ!!」


私たちは抱き合ったまま笑いあった。



「じゃあ帰ろっか?」


空君が、腕を話して、近い距離で言ったから私は下を向いてしまった。