しばらくして、空君が言った。



「もう…もういいよ。
俺、直が別れたいのかと思った。
だから、確かめたかった。
ごめん…きつかったよな?」


抱き締められているから、空君の顔が見えない。


でもきっと、悲しい顔をしているんだと思った。



「ううん…。全然だよぉ!!
私の方が不安だった!!
私で空君につりあうのかな?とか、空君はほんとに私のこと好きなのかな?とか…
私、空君のこと大好きだもんっ!!」


私は大胆発言をした。


でも言わなくちゃ、私はいられなかった。


ここで言わなかったら、私は前に進めない…
だから、本音でぶつかった。