「えぇー、もうすぐ夏休みだ。
だが、お前らは受験生ってことを忘れるなよ?」
私帰りの電車で帰りにみっちゃんが言ったことを考えていた。
受験生…っていうか受験っていう単語すら、私の中にはなかったのに。
いきなり受験ムードかぁ…
「受験生ってことはわかってるんだけどなぁ〜
勉強どうしよっかなぁ…」
「何1人でしゃべってんだよ?」
「うわっ!!ちょっ、空君!!
いきなりビックリしたよ!!」
「アハハ♪ごめんごめん。
勉強がどうのこうのって言ってたけど、なんか悩んでる?」
空君優しい…
「悩んでるっていうかね?これからいきなり受験生って思うと、何したらいいかわからなくって…
空君は勉強始めてる?」
「まぁ一応ね;
でも大したことはしてないけど…」
「さすが学年トップ」って言ったら、「何がだよ!!」って突っ込まれた。
な、なんかいい雰囲気じゃない!?