吊り上がった口角が、さらに深い笑みを刻む。


そこにあったのは圧倒的な威圧感。


そのまま足が動かなくなるほど、その場の恐怖は全てを凌駕していた。



男たちはクスリのせいだろう、恐怖を忘れたのか…絶対に刃向かってはいけない人間に、刃を向けた。



「………ぜろ」