『どうして』



『仕事だから』



『なんで、遥なんだ。悪いのは遥じゃない!』



『…仕方ない』



『そんなんで済むと思ってんのか?!……畜生ォ!殺してやる、殺してやる、殺してやる、殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやるッ!政府も、世界も…お前もだよ、兄貴…!』




復讐劇の始まりだった。


まだ少年、という年齢だった俺があいつに敵う訳が無い。



だから、自分から志願して。当時密かに存在していた、暗殺者の家に養子に出た。



相手方はよく接してくれて、俺はひたすらにナイフを習った。