当初の目的を越えた改造人間の活躍。
一般人は、希望を抱き夢を見た。
愚者は、大いに楽しんだ。

でも、その夢も楽しみも長く続くわけがなく。

      西暦2300年

平凡な日常さえ、失う羽目になった。

国の総人口は、一年ごとに改造人間製造のために減っていった。

改造人間と化した体は二度と普通の人間に戻ることはない。

感情も性格も行動も全てが設定された通りに動く。

自由などない。

それが、夢と楽しみの裏にある地獄というなの現実だった。