「おぉ すまない、とにかく入って」

「はい・・・」





「えぇーと・・・・春名美優、16歳・・・芸能界入りしてしたいことは?」

「あたし、歌歌いたいんです。」

「それで?」





いつもなら“それで?”って言われたらぶち切れるけど
今はなんとも思わない、大好きな歌がもうすぐ歌える・・・




「世界中の人に歌を知ってもらって幸せな気持ちにしたいんです!」


「うん、合格。俺が見込んだんだから大丈夫。必ず君を売れっ子にしてみせるよ。



春名美優さん、sweet voiceへようこそ」





そういって社長さんは優しく微笑んだ。

「あっあの・・・・??」


イマイチ理解できない・・・・んですけど

「君は今日からsweet voice所属だ」

「はっはぁ・・・」








え??

こんなに簡単に夢って叶って良いの??