そんな風に話しているうちに、他の子たちもわたしのところへ集まってきた。



「アイリス様具合が悪いのですか?」

「いえ、だから――」

「大変! 大丈夫ですか!? 熱は……吐き気とかは御座いませんか!?」

「いや、だからっ!」

「気持ち悪いのでしたら横にならなくては!」


「……」


 この子達、人の話聞かない!

 大丈夫だって言ってるのに……。



 でも、それだけ心配してくれてるということだから憎めなかった。

 ……次の言葉が出るまでは……。