「ぅああ! はい。皆一緒にいられます」


 わたし、さっきから慌ててばっかり……。


 慌ててばかりの自分が恥ずかしくて、落ち着くために軽く深呼吸する。

 そして、改めて和子先輩に答えた。



「仲間で……一緒にいたいって皆が同じ思いでいるなら……ずっと、一緒にいられます」


 伝えたいことを上手く言葉に出来なくてもどかしい。

 ちゃんと伝わっているのかも分からなくて……。

 でも、言葉というはっきりしたもので伝えたかったから……。


「たとえ離れていても、その絆は……切れないと思います」


 何度言葉を重ねても、やっぱりちゃんと伝わっているのかは分からない。

 段々不安になってきた頃、和子先輩が口を開いた。