「だって美代チャンあたしが起こしてって言ってたよ?」


あたしは背を向けて布団を被るひろくんに言った。

「美代チャン言うな…友達か?俺のははおやは。」

うんっ
もちろん。

美代チャンにはすんごく良くしてもらってるし…

だけど今はそんな会話してる時じゃない。


「ひろくん♪」


バッッ!!!

あたしはひろくんの布団を一気にめくった。


「ちょ…結衣!!」


布団を奪われたひろくんは.

取り返そうと必死で手を伸ばしていた。




あたしはそれを軽く阻止。


あたしは布団を畳んで…


ひろくんの届かない位置に置いた。