この味
ヤばイよ

彼が
いきなり
顔を
しかめた


すると
私の口の中


イチゴ味の
ハイチューを
キス渡し
してきた

えー



彼の口から
キス渡しの
ハイチューは


彼の味が した

舌の上で
ころがして
歯に
おしつけて
食べてしまうのが


惜しくて
惜しくて
惜しくて

少しずつ
少しずつ

彼の味の
ハイチューを
味わった


これが
彼の味


変な気持ちで
ゴクリと




飲み込んだ


彼が
私の身体の


ドキドキ
しながら
動き回る