「じゃあ、今度こそまた明日。和馬」 「うんっ!バイバイ杏奈っ。」 すたすたと、アタシは薄暗くなった道を歩いていった。 なんとなく後ろが気になって振り向く。 「あれ?和馬まだあんなとこで立ってる…」 よく見ようと、まだそこまで離れていない道をまた戻ろうと、一歩を踏み出したその時だった。 グラッ 和馬の体か倒れていく。 「え?和馬…?」