「ううん。大丈夫………ありがと。」 「え?何が?俺何にもしてないよ。」 それは違う。和馬がいたから、そばに居てくれたからアタシはこんなに素直になれたし、強くなれた……。 ガタン.ガタン.ガタン…… 気がつけば、アタシたちは下についていた。 「行こっ。杏奈!!」