「杏奈ぁっ。」



「え!?なに和馬ないてんの!?」






アタシだって泣きそうなぐらい嬉しいのに…


和馬は同い年とは思えないぐらい和馬は泣きじゃくっていた。





「だって……嬉しいんだもん!!」





「和馬……。」




今度はアタシの番だよね。



アタシは優しく和馬を抱いた。といっても和馬のほうがデカイからあんま意味ないけど。






「もぉ…よしよし。男だろ。」




チュッ




頬に残る熱。



「え…」




「もう泣いてないもんねーだ。
今のは杏奈すきありすぎだよ。次は口にしちゃうからね♪」



口元に人差し指をあていたずらっ子のように笑う和馬。


でも今はそんな和馬の仕草さえドキンとくる。



「…和馬の………バカぁっ!!////」