「野球が好きですか？？」

「はい。」
やっぱり
「将来はプロ野球選手をめざしていますか？？」

「はい…」
絶対
「コロッケが好きですか？」

「はい……」
航汰くんだ

感情がこみあげ
あたしはだんだん涙ぐんできた

「ななんなんで泣いてるの？」

「泣いてません…　誕生日は９月１１日ですか？」

「ななななんでそれを？」

「楢崎…み…あ　だよ　あたし」
息が…つまる　苦しいよ
「どういうこと？」

先輩の顔がこわばる。

もう、わかった

「最後に　…　これ見て？」

あたしはKのネックレスをつきだした。

太陽の光に反射して
キラキラ輝いている

「お前…　美亜　やっぱり…」

「ずっと会いたかったよ　こうたくん」

航汰クンはあたしの頭を大きな手のひらでなでた


あ

この匂い　…　懐かしい

「みあ、、久しぶりだな」