そう、あたしにはもっと大事にすべき人がいる

いつのまにか3年2組の教室に来ていた。

ガラッ

「早川先輩いますか?」

そのとき3年女子全員がこっちをにらんだ

ひとりの先輩があたしを教室の外に出した。

「あんた…1年?
航汰になんの用??

まさか 告白とかじゃないでしょーね??」

はあ なに言ってんだこの人??

「んなわけ…」

言いかけた時、

「なに…? ってお前さっきのヤツじゃん」

「ちょっと来てください。」

「なにーアイツ!!?」
3年女子たちがこっちを思いっきり睨む

へへーん

怖くねーもんだ!!

あたしは早川先輩のうでをひっぱって
体育館の裏まで来た

「ななななななに?」

やべっ 早川先輩かなりビビってるよ

「確かめたいことがあるんですけど」

「あなたは、はやかわこうた ですか?」

「そうだけど…なに?」

あたしは次々に質問をする