「…俺もごめんな…??
今日はさ…
会社で残業してた…。」
残業…??
じゃあなんで…
「なんで連絡くれないのっ…??」
「それは…
またケンカしそうだったから…
俺も…麗那とケンカすんの
……嫌だったんだよ…」
そう言った慶汰は
いつもよりかわいくて…
小さく見えた。
あたしはそんな慶汰を見て
優しく抱きしめた。
ぎゅっ………――
「…麗那??」
「ごめんねっ…
あたしこれからは
いい嫁でいるからっ…
慶汰っ…
すき…」
あたしは最後に
そう呟いた。
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