「…麗那…

どした…?」

「…っん…」

こんなに優しい慶汰は

ひさしぶりだ。

「…あのねっ…

…最近…慶汰とケンカばっかりしてて…

それでっ…

今日…料理つくって

謝ろうって思っててっ…

だけどッ…

慶汰…帰ってこなくてっ…っ…」

もうあたしは

何を言っているのか

自分でもわからなかった。

とりあえず

あたしの気持ちを全部

慶汰に知ってほしかったから…

「なんでっ…

帰ってこなかったのっ…??」