「……ん……

…………慶汰………

……………!??」


うそっ…!

あたしはいつのまにか

眠っていた。

あたしは焦って時計を見た。

時刻は…10時50分…。

もう帰ってきてるかも

と思い玄関を見てみるが

靴がない…。

つまり

慶汰はまだ帰ってきていない。

あたしは電話かかってるかも

と思いケータイを開けた。

が、連絡は一切ない。

あたしは一気に気が抜けた。

「…なんで…??

なんで帰ってこないの…??

…慶汰ーっ…ック…ヒック……」

あたしはその場で泣いた。