全ての準備を終えた私は最後にお気に入りのネックレスを付けて鞄を持ち部屋を出た。 そしてリビングに行くと淳君がテレビを見ながらコーヒーを飲んでいた。 「淳君お待たせ~」 あたしは後ろから声を掛けた。 そしてあたしの声に気付いた淳君はコーヒーカップを左手に持ちながらテレビを見るのを止めて、視線をあたしに向けた。