そう決意したのはいい。問題なのはその後だった。文章を考えるだけなのだが、頭の中が洗濯機のようにぐるぐる回ってしまう。


あの紫水さんに何を書けばいいの?!





……一時間後。



「もう書ける気がしないよ!だってあのあの、紫水さんだよ?!」




一体自分は誰に言ってるのか。とりあえず叫ばずにはいられなかった。